もうやめようかな、と思った夜
マッチングアプリがうまくいかない、やめたい。そう思った夜に考えたことと、結局やめなかった理由。
深夜二時に、アプリを開いて、何もせずに閉じました。
いいねを送る気力がなかったわけじゃないです。
送ったあとのことを考えると、面倒だった。
マッチして、挨拶して、当たり障りのない話をして、日程を合わせて、店を探して、
会って、解散して、たぶんまた連絡が途切れる。
その全部が、頭の中で最後まで再生されてしまった。
「疲れた」の正体
このとき自分が疲れていたのは、断られることじゃなかったです。
毎回、ゼロから始めることでした。
何人目かも覚えていないくらい同じ自己紹介をして、同じ質問をして、同じ「はじめまして」をやる。
その繰り返しに、積み上がっている感じが一切ない。
仕事なら、失敗しても次に活きる感覚があるじゃないですか。
これにはそれがなかった。少なくとも、そのときはそう感じていました。
やめた方がいい時のサイン
そのあと何回か同じ夜が来て、
自分なりに「これは一回離れた方がいい」という状態が分かってきました。
- 会う約束が決まったときに、嬉しさより面倒くささが先に来る
- 相手のプロフィールを、人としてではなく条件として見ている
- 誰かとうまくいっている人を見ると、素直に嫌な気持ちになる
- 会ってる最中に、早く終わらないかなと思っている
三つ目と四つ目が出たときは、けっこう危ないと思っています。
この状態で会っても、相手に失礼だし、自分も削れる。
実際に一ヶ月やめてみた
課金を止めて、アプリを消しました。消す前に少し迷ったけど、消しました。
何が起きたかというと、特に何も起きませんでした。
寂しくもならなかったし、後悔もしなかった。
普通に仕事をして、友達と飲んで、一ヶ月経った。
それで分かったのは、自分は焦って続けていただけだったということでした。
やらないと置いていかれる気がしていたから、義務みたいにいいねを送っていた。
結局、また入れた
一ヶ月半くらいして、また入れました。
理由は単純で、普通に人と会いたくなったからです。
焦りが抜けた状態で入れると、同じアプリなのにけっこう違いました。
いいねの数を気にしなくなったし、
返事が来なくてもそんなに引きずらなくなった。
やめようかな、と思ったときにいちばん良くないのは、
やめずに、義務でだらだら続けることだと思っています。
一回離れても、戻れます。
どこにも登録期限はないので。