帰り道 デートの帰り道に読む
引き際

既読無視されたとき、追いラインを送る前に確認すること

既読がついたのに返事がない。そのとき送る「追いライン」は、返事を呼ぶより、返事を遠ざけることが多い。送りたくなる夜に、自分に確認した三つのこと。引き際の話。

既読がついたのに、返事がない。

その状態が三日続くと、画面を開く回数が増える。
「既読はついてる、見てはいる」を、確認しに行っている。

そして夜になると、こう思う。

何か、送らなきゃ。

写真を送るとか、軽い話題を投げるとか。
向こうが返しやすいように、話題を用意してやれば返事が来るんじゃないか。

この「送らなきゃ」に、何度か従ったことがある。結果は、どれも同じだった。

追いラインを送った、その結果

三回送って、返事が来たのは一回。それも三日後に、そっけない一文だけ。

残りの二回は、既読がつくまでが長くなって、そのまま返事は来なかった。

なんで返事が来なかったのかは、今も分からない。忙しいのか、脈なしなのか、見て見ぬふりなのか。向こうのことは、こっちからは分からない。

ただ、ひとつだけ分かったことがある。

追いラインは、返事を呼ばない。返事が来ない状態を、延長するだけだ。

向こうが返す気になれば、何も送らなくても返事は来る。向こうが返す気になければ、何を送っても、その日のうちは来ない。

だったら、送る理由がどこにもない。

送りたくなる夜に、自分に確認したこと

「送らなきゃ」と思ったとき、今はこう自問する。

これは、向こうのためのラインか。自分のためのラインか。

話題を用意してあげよう、というのは、きれいに聞こえる。でも正直なところ、あの夜に送ったラインのほとんどは、自分が落ち着くためのものだった。

送れば、自分からアクションを起こしたことになる。受け身のまま待つより、マシな気がした。待っている自分が嫌で、何か動きたかった。

それが目的なら、相手に送る必要はない。

送る代わりに、やったこと

送りたくなった夜は、トーク画面を閉じて、付箋に書くことにした。

「三日既読無視。返事待ち」と、日付だけ書く。

書いたら、それ以上は何も考えない。送らない理由は、もう決めてあるから。

  • 返す気があれば、向こうから返る
  • 返す気がなければ、何を送っても無駄
  • 返ってきたら、返ってきたときに考えればいい

これだけを決めておくと、夜の「送らなきゃ」は、かなり小さくなる。

待つか、終わるか

既読無視が続いたときに選べる道は、実は二つしかない。

待つか、終わるか。

追いラインは、この二つのどちらでもない。「まだ終わらせたくない」のを、送ることで保留にしているだけ。結局、待つことを選んでいるのと変わらない。

だったら、待つと決めて、画面を閉じるほうが、よほど消費が少ない。四日待って、返事が来なかったら、そのときに「終わる」を考えればいい。

あの日、追いラインを送らなかった夜は、翌朝も、その次の朝も、何も失っていなかった。返事は来なかったけど、来るのを待つだけの夜を、自分から延長しなかった、それだけのことだ。

返事が来ない夜に、何を送りたくなったとしても、明日の朝も同じことを送りたいか、考える。たぶん、送りたいとは思わない。

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